『回路図を描いて部品表を作成する。』ことは、
電気CADが普及して当たり前のようになっていますが、まだまだ図面から出力可能な製造情報はたくさんあります。
その中でも接続情報は是非出力したい製造情報です。
布線表を手入力していた頃、回路図から拾うのも大変ですがとにかく間違いが多かったです。接続先を間違えた場合、せっかく作った製品に損傷を与えることもありますが、電気は命にかかわることも。また、部材等も無駄にすることもありますので製造コストが膨らみます。
近年、CADからの接続情報を製造用の他社システムに渡したいという要望が多くなっています。ケーブル切断機などは代表的ですが、ハーネス作成システムに接続情報を渡したいという要望が多くあります。出力可能かどうか試してみる価値はあります。
上図のようなコネクタ図の場合、接続情報を出力すると下図のようになります。
線番でソートされてますので、CN2が途中に表示され、且つ、CN2とCN3が接続しているリストになっています。可能であれば、CN1から接続するリストにしたいです。つまり、
CN1 4 CN2 4
CN1 4 CN3 5
が理想です。そのようなことは出来ないのでしょうか。
図面を少々編集し、出力方法を変更するだけで下図のリストに変更することができます。
電線径および電線色も追加してみました。全ての形式に対応できるわけではありませんが、図面の描き方を変えることで様々な形式の接続情報を出力できます。
上図はケーブルシンボルを挿入しています。ケーブルを使用することで、さらに多くの接続情報を出力することができます。こちらの図面からは下図の接続情報を出力可能です。
接続情報は手で拾うのではなく、図面から出力する方法を検討することで、正確なリスト作成が可能です。接続情報、図面から出力しませんか?興味のある方はすぐにお問い合わせを!